子供の教育

小学5、6年生の教育費 中学受験「有無」で格差4倍
 私立中学などへの入学を目指す小学5、6年生の教育費は、受験しない小学生の約4倍-。こんな結果が通信教育大手のベネッセコーポレーション(岡山市)がまとめた「子育て生活基本調査」で明らかになった。9年前は、その差は約3.6倍。受験をしない家庭の教育費はほとんど変わらない一方、受験する家庭の負担は確実に増えており、両者の格差が開いている実態が浮き彫りになった。

 調査は、昨年9月、小中学生の子供をもつ首都圏の母親約6800人を対象に行われた。1998年12月、2002年9月に次いで3回目。今回対象となった母親のうち、小学5、6年生の子供がいる母親は約1000人で、このうち中学受験をさせる予定の母親は約240人、させない予定の母親は約580人。残りの母親が未定などと答えた。

 子供に中学受験をさせる予定の母親を対象に調べたところ、塾や通信教育など、学校以外にかける教育費の平均は月4万6931円。過去では98年調査が約4万2500円、02年調査が4万4079円と年々増えており、9年間で10.4%増加した。

 一方、受験を予定していない家庭の母親を対象とした調査では、今回の教育費の平均は月1万1698円。98年調査が1万1876円、02年調査が1万1357円で、3回の調査とも、ほぼ横ばいで推移していることが分かった。

 このデータから、受験予定の家庭の教育費が、受験しない家庭の何倍かかるかをみてみると、98年が約3.6倍、02年が約3.9倍、昨年が約4.0倍と、年々、両者の格差は拡大。とくに受験予定者は塾通いをしている割合が増えているとみられ、その費用が夏期講習だけでも10万円近くかかることなどが、教育費の平均値を押し上げたとみられる。

 一方、小学生全体の習い事などをみてみると、小1の場合、最も多いのは、「スイミングスクール」「スポーツクラブ・体操教室」などスポーツ系で52.1%。続いて、2位が「通信教育」「受験塾」「補習塾」など学習系で40.0%、3位が「音楽教室」「絵画や造形教室」など芸術系で23.9%と続いた。

 この順位は、低学年の間は変わらないが、小4ではスポーツ系50.2%、学習系49.3%と比率がほぼ同数となり、小5では1位が学習系(55.2%)、2位がスポーツ系(46.1%)と逆転。高学年になると、子供の勉学に力を入れる家庭が大幅に増えることが分かった。
http://edu-news.blog.so-net.ne.jp/2008-10-22-1

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